サムネイルを見て慌てた
→ 人間は断片情報から物語を作る
YouTubeで
【警告】6月から被害者急増
40歳以上の誤操作で個人情報が大量流出しています
というサムネイルを見て動画を視聴した。
サムネイル内の
「6月から」
という言葉を見て、
「GoogleやiPhoneの仕様が変更されたのではないか?」
という認知が発生した。
単なる興味ではなく、
「自分が知らない変更が起きているかもしれない」
という不安と確認欲求が生じた。
また発信者は普段から視聴しているチャンネルであり、
「この人の情報なら見ておこう」
という信頼感も作用した。
その結果、動画視聴という行動につながった。
「6月から」
という表現によって、
過去の知識では対応できない可能性を感じた。
これは
「最新情報を確認しなければ」
という心理を発生させる。
発信者を信頼しているため、
内容の検証より先に視聴行動へ移った。
これは悪いことではないが、
認知安全工学では
「信頼しているからこそ確認する」
という姿勢も必要になる。
この場合、
恐怖だけではなく、
「自分が知らないことがあるのか?」
を確認したい欲求が強く働いている。
これは学習者として健全な反応でもある。
🔔 ベル1
「○月から」
「今すぐ」
「急増」
という言葉を見たら、
まず
本当に新しい事象なのか?
を確認する。
🔔 ベル2
信頼している発信者ほど、
無意識に警戒心が下がる。
そのため、
「誰が言ったか」
と
「何を言ったか」
を分けて考える。
今回は、
視聴後に自分の状態確認まで行っている。
これは非常に良い行動だった。
具体的には、
-
動画で紹介された内容を確認
-
自分の端末を確認
-
現状を把握
というプロセスを踏んでいる。
認知安全工学的には、
「不安 → 確認 → 安心」
という健全な流れになっている。
今回の行動を整理すると、
-
サムネイルを見る
-
「これは自分の知識の範囲内か?」と考える
-
動画を見る
-
新しい情報を取得する
-
自分の環境を確認する
-
状況を評価する
結果として、
-
iPhoneのセキュリティ設定について知らなかった内容を学べた
-
設定確認方法を知ることができた
-
現時点で自分のiPhoneに盗聴の兆候は見られなかった
-
当初の不安は軽減された
今回のケースで重要だったのは、
「怖かったから見た」
ではなく、
「自分の知識の範囲内か、範囲外かを確認したかった」
という点である。
認知安全工学の視点では、
不安そのものが問題ではない。
不安を感じた後に、
-
学ぶ
-
確認する
-
判断する
というプロセスを経ることで、
認知の安全性が高まる。
「未知への不安を、確認と学習によって安心へ変換した事例」